短期国債と債券レポ
短期国債(TB)
短期国債はTB(Treasury Bill)ともよばれ、政府が長期国債を借り換えるために、短期間発行される短期国債です。借換債券の期日集中を避けるためのブリッジ・ファイナンスともいえます。割引債の形で発行されます。
期間は1年末満で、公募入札方式で発行され、日本銀行による引受けは禁止されています。
◎TBの流通市場
政府短期証券、短期国債とも、流通市場では、ほぼ現先方式で取引が行われます。また、ともに日本銀行の市場操作の対象となっています。現先方式のほか、買切り、売切り方式のオペが行われます。
◎債券レポ
現金担保付きの債券の貸借取引です。債券を担保にして資金を貸借する債券現先取引と同じ効果をもたらします。この取引は、債券を貸借するという契約にすることにより、有価証券取引税の対象とならないことを目的としています。資金の調達者は資金の運用者に対して、債券の貸し手となり、担保として現金を受け取る形をとります。調達した現金に対しては、金利を払いますが、債券の賃貸料も受け取れるため、その差額がレポ取引のコストとなります。
レポという言葉は、アメリカのRepurchaseAgreementからきていますが、アメリカのレポは日本の現先取引で、実体的な意味合いは異なります。なお、オープン市場での主要商品の発行残高は、2001年3月(一部は2月)末でFB(政府短期証券)が48兆円と最も多く、以下CD(譲渡性預金)36兆円、TB(短期国債)33兆円、CP(コマーシャル・ペーパー)23兆円などとなっています。