アメリカ国債とイギリス国債
◎財務省証券
アメリカ連邦政府(財務省)が発行する証券で、アメリカの国債です。
すべて国債(財務省証券)ですが、期間により名称が異なります。財務省長期証券(T-Bond,TreasuryBond)は10年超の利付債、財務省中期証券(T-Note,Treasury Note)は期限1年以上10年以下の利付債、財務省短期証券(TB,TreasuryBill)は期限1年末満の割引債です。
これらの財務省証券は金融市場の指標としても重要度が高くなっています。これらの市場証券のほかに、外国政府に対して発行して流通しないものなど、非流通証券もあります。
アメリカの国債市場は発行量が多いため、市場規模が大きく、国の信用力も高いことに加えて、ドルの通貨としての地位が高いなどの理由から、世界の資金が最も安定的に流入しやすい市場となっています。しかし、近年、アメリカの財政収支の改善で国債の発行量が減少し、市場規模は縮小しています。
◎英国国債
英国国債は1年未満を含む短期、中期、長期の期限付きと、期限が決められていない永久債と幅広い期間で発行されています。名称は、TreasuryStock,TreasuryLoanなどさまざまですが、基本的な機能は同じです。
また多くはGilt-edged Securities(金縁証券)とよばれますが、これは証券が金縁で発行された名残りです。
◎永久国債(PerpetualBond)
永久国債は償還期限を決めていない国債です。発行政府には一定期間後に元本を償還する権利がありますが、投資家には償還を請求する権利はありません。イギリスやフランスで発行例があります。